表書き本来の目的とは、「中身が何かをわからせること」です。昔は人に物を贈るとき、紙を敷いた台に品物をのせ、目録をつけるのが決まりでした。品物の内容や形によって、それに従った進呈の仕方というものもありました。現在の表書きは、その慣習が簡略化されて残ったもの。敷いていた紙で直接物を包むようになり、目録も省略されました。そのかわりに、包みの上に品物の内容を示すようになったのが、表書きの起こりです。表書きの書き方は、たとえばお菓子を贈るなら「御菓子」と書き、「お菓子でも買ってください」という気持ちでお金を包む場合は、上段の中央に「御菓子料」と書きます。その際、下段の中央に数量か金額を書くのが正式な書き方。しかし、金額などを表書きの中央に書くのは、贈る側の気持ちとしては抵抗があるものです。謙虚な気持ちを表すなら、現在よく使われている「粗品」や「寸志」などのあいまいな表書きのほうが現実的かもしれません。現に、本来の意味と形式はすたれて、「粗品」のような表書きが一般化しています。時代に合った形式もありますが、冠婚葬祭のときには、正式な書き方というものがあります。相手に失礼になる場合もあるので、本来の意味を知り、マナーに反しないよう心がけましょう。
スープやソース類のような汁物が一緒の料理は、自分のことよりも、むしろ周りの人に対して気を配りたいものです。たとえば誰かの後ろを通るときは「ちょっと後ろを失礼します」と声をかける。これはウェイターの原則でもあるのですが、たったひとことで事故を未然に防ぐことができるのです。・使用済みのペーパーナプキンはあいたグラスへ女性は、骨や殻があるお料理は、慣れない場合は召し上がらないほうが無難です。フルーツも、種のあるものは避けたほうがよろしいでしょう。骨や殻が思うようにはずれないと、自分がイヤな思いをすることになります。どうしても骨のついた料理が召し上がりたかったら、ウェイターに頼んではずしてもらいましょう。
列車やバスの席は窓側が上席です。新幹線のように一列に三つの席がある場合は窓側が上席、通路側か次席、中央が末席となります。向かいあって席のある列車での上席は「?進行方向の窓側?向かいの席の窓側?進行方向の通路側?むかいの席の通路側の順です。また向かいあって六つの席がある場合は「?進行方向の窓側?向かいの席の窓側?進行方向の通路側?向かいの席の通路側?進行方向の中央?向かいの席の中央の順です。遊覧バスの場合は、後部は震動が激しいので、前の席のほうがよい席となります。向かいあいの席で前の席へ足をのせる人がありますが、肉親以外は遠慮しましょう。窓の開け閉めも、自分本位にせず、隣席や後方の席の人の了解を得てからにしましょう。
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